『かけ子』の男４人を詐欺容疑で逮捕
『金融庁から処罰される』などと嘘を言い、高齢女性から現金２０００万円を騙しとったとして、警視庁捜査２課などは７日までに詐欺容疑で、東京都府中市東芝町、職業不詳の男（３８）を含む男ら４人を逮捕したと発表しました。
同課の話によりますと、男は黙秘しており、、他の３人は容疑を否認しているということです。
４人は、都内のアジトを拠点に、被害者に嘘の電話をかける『かけ子』と呼ばれる立場だったということです。
このグループに因る被害は昨年１月以降、総額で約１億円に上るのではと見られています。
逮捕容疑は昨年１０～１１月頃、証券会社の社員などを装って東京都葛飾区の無職女性（７８）に電話をして、『あなたの名義で証券取引所に入金した』、『此れは名義貸しだ、。あなたも金融庁から処罰される』などと嘘を言い、トラブル解決名目で、計２００万円を都内の私書箱に送付させ、搾取した疑いが持たれています。
警視庁はこのグループが約３０人から合わせて１億円をだまし取っていたと見て調べています。
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仙台でも特殊詐欺で元格闘家を再逮捕
仙台市の高齢者らが架空の株取引に絡み多額の現金を騙し取られた事件で、宮城県警が詐欺の疑いで、総合格闘技『修斗（しゅうと）』元選手の自称アルバイト従業員の男（３３）・東京都渋谷区・を再逮捕する方針を固めたことが６日、捜査関係者への話で分かったとのことで、７日にも逮捕すると云うことです。
捜査関係者の話によりますと、自称・格闘技選手の男は仲間と共謀し、株取引のトラブルを装い宮城県内の高齢男性から、現金を騙しとった疑いが持たれているのです。
男は８月１７日、神奈川県内の自営業男性（７９）から現金を搾取した疑いで、逮捕されていました。
当初は『受け子を集め、詐欺グループに入れた』と、容疑を認めていたのですが、其後は、『弁護士と相談したい』等と供述していると云うことです。
同県警は、男について、被害者から現金を受け取る『受け子』を手配するリーダと見られています。
受け子に渡す報酬の分配にも関わった疑いが有るということで、一連の事件で受け子ら１６人が逮捕されているとのことです。
男が所属していた、総合格闘技運営団体のホームページによりますと、自称・格闘技選手の男は２００９年にプロデビューし、通算２勝４敗、１２年５月の敗戦を最後に、試合の記録は残っていないということです。
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