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事件, 特殊詐欺, 覚せい剤

霊感商法の商品購入者を、狙い新たな詐欺

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特殊詐欺グループ、被害者から2000万円搾取か、アジトから覚醒剤も!

進化している劇場型詐欺とは?

 

霊感商法の購入者を狙って、少なくとも2000万円を騙しとったとみられる詐欺グループの男らが、警視庁に逮捕されたということです。

逮捕された男(42)ら3人は、山口県の76歳の女性に対して、『あなたが持っている未公開株を買いたい人がいる』等と、嘘の電話を掛け、手数料名目で数百万円をだまし取ろうとした、詐欺未遂の疑いが持たれているのです。

 

男らは、霊感商法の関連商品の購入者の名簿を使って電話を掛け、少なくとも5人から2000万円をだまし取っていたと見られています。

男らは、過去に霊感商法や未公開株の詐欺被害に有った人などの名簿を元に、電話をかけていたと見られています。

取り調べに対して主犯の男は、『何のことか分かりません』と容疑を否認しているとのことです。

 

また、男らのアジトからは、覚醒剤が数グラム押収されていて、警視庁は覚せい剤の使用についても調べているとのことです。

 

特殊詐欺には、みなさんがご存知のように、『おれおれ詐欺』や『劇場型詐欺』などが有り、受け取り方法も『銀行振込型』から、宅急便などを利用した『送りつけ型』、はたまたコインロッカーを利用した『ロッカー型』等があります。

最近では、若い子やお年寄りに受け取り役をさせる方法で、取りに行く『受け取り型』、また現金や荷物を預けたものを一時預かってほしいなどと電話で連絡してから取りに行く『預け型』などに変化しました。

 

一番新しいものでは、プリペイドカードをコンビニエンスで購入させ、その番号を知らせる『プリペイドカード型』等様々に変化してきているのです。

今回の詐欺方法は、どうやら劇場型と見られますが、その方法とは次のような方法と見られています。

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進化している劇場型詐欺

名簿を元に、電話をかけ『貴方様の家にパンフレットが届いていませんか?』

などと連絡をしてから、『未公開株の情報パンフレット』等文書を作成して送りつけ、『パンフレットが届いたことを確認しましたか、オトクな情報でしょう』等と未公開株の購入を促して、『先行予約権利券(仮称)』(一口10万円位を10口単位が平均)を申し込みさせるのです。

実は、この『先行予約権利券(仮称)』の購入申込みがクセモノなのです。

今度は弁護士を名乗る男から、『予約権を申し込みましたね。あなたは法を冒している証券取引法違反で会社の銀行口座が凍結されて困っています。解除するために、予約権を購入して誠意を見せてほしい』との電話を掛けてきます。

 

営業マンを名乗る男から、後で倍にして買い戻しますから、と嘘を言われ最低10口程度を購入させられるのです。

再度、弁護士を名乗る男から、『誠意が足りない、もう少し誠意を見せてほしい』等と言われ追加購入を催促されます。

 

当然ながら、『口座が凍結されているのでお金は振り込みされても受け取れないので』と言われ、お金は銀行振込ではなく、ヤマト便や受け子に受け取りさせる、またはコインロッカーを利用するなどと指示されるということになります。

 

『先行予約権利券(仮称)買い取りをするから』、とか、『法を犯したので其の弁護士費用を支払ってほしい』、『先行予約権利券(仮称)を買い取るので、その名義変更を行政書士にお願いする為其の費用を支払ってほしい』等と言われ追加購入や行政書士、司法書士、弁護士費用にまだまだお金がかかるなどと言われ追加料金を請求するというものです。

 

『うまい話には裏がある』という昔からのことわざが有りますが、楽してはお金は入らないように出来ているということです。

この話、おかしいなと思ったら家族や警察に相談しましょう。

 

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