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『裁判員制度』・裁判員が意見交換『顔が分からないように』要望相次ぐ

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工藤会系元組員裁判員裁判で、被告の関係者が裁判員に接触

 

 

『マジックミラーで顔がわからないようにしてほしい』等と、福岡地裁のが7月6日に開いた法曹三者との意見交換会で、裁判員経験者から要望が相次いだのです。

 

 

今後の運営に生かす目的で毎年開催していますが、例年にない意見が目立ったと云うのです。

 

 

特定危険指定暴力団工藤会』系元組員等による裁判員への声掛け事件で、警戒感が広がっている実態が浮かび上がったのです。

 

 

福岡市で開かれた会合には、昨年9月~今年5月までに、地裁で裁判員を務めた男女7人が参加しました。

 

 

法曹三者だけではなく、記者から質問をする場面もあり、『声掛け事件を受け、どのような感想が有るか』等と聞かれた男性(45)は『後で声を掛けられないよう、裁判員の前にマジック・ミラーを置くなど、傍聴席から顔がわからないようにしてほしい』と語っています。

 

 

自らも不安を感じたとする声もあり、60代の男性は『傍聴席に目の鋭い人がいて威圧感が有った。(現在裁判員は私服だが)目立たないよう、裁判官と同じ法服を着ても良いのではないか』と、また別の裁判員経験者も『食堂や喫煙所で被告の親族と目があった人もいる。接触が無いようにしてほしい』等と要望をしています。

 

 

法曹三者からは、要望に対する意見や事件に関する言及はなかったそうです。

 

 

 
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全国の高裁長官と地・家裁判所長が司法行政の課題を議論する『長官・所長街道』が6月23日に、最高裁で行われました。

 

 

寺田逸郎最高裁長官は挨拶で、福岡地裁小倉支部で裁判員に声を掛けたとして元暴力団組員ら2人が裁判員法違反(請託と威迫)容疑で逮捕された問題を踏まえ、『国民が過度の負担を感じること無く、安心して裁判員裁判に参加頂けるよう、一層の工夫を加え万全を期していきたい』と述べました。

 

声掛け事件は、特定危険指定暴力団『工藤会』(北九州市)系組幹部が殺人未遂罪などに問われた福岡地裁小倉支部(中牟田博章裁判長)の裁判員裁判で、被告の関係者とみられる男が、審理を終えた裁判員に『よろしく』等と声を掛けたことが判明したため、同支部が判決期日を取り消すなどしていました。

 

 

 
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裁判員に対する声掛けは、裁判員に対する請託(依頼)や威迫(脅迫)を禁止し、罰則が有る裁判員法に抵触する恐れが有るのです。

 

 

被告やその関係者に因る裁判医院への請託や威迫を理由とする判決期日の延期は、2009年5月の裁判員制度開始以降、例がなかったことです。

 

 

裁判員制度に詳しい園田寿(ひさし)甲南大法科大学院教授(刑法)は、『裁判員に脅迫状が届いたり、実際に加害行為が有ったりする場合は審理自体をやり直すべきだが、声を掛けられた程度なら裁判をやり直す必要ないと思える。

 

 

 

ただ、暴力団が被告の事件の場合は裁判員に何が起こるかわからない。

 

 

 

裁判員を辞退する人も多い状況を考えれば、重大犯罪の審理を市民に委ねる裁判員制度を見直す契機にすべき事案だと考える』と指摘しています。

 

 

 
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