相撲協会の苦い幕引きに、春日山親方と弟子は追手風部屋に移籍
日本相撲協会から師匠として不適格と判断された春日山親方(元幕内・浜錦)は19日、師匠辞任勧告を受諾しました。
本人や力士らは同日付で同じ伊勢ヶ濱一門の追手風部屋へと移籍となりましたが、在籍する力士23人のうち12人の引退届が出され、協会に受理されたということです。
埼玉県草加市に有る追手風部屋は受け入れスペースの問題などで、春日山部屋勢は川明市内に残る先代親方(元幕内・春日富士)時代に使用していた建物に移るという異例の措置となりました。
師匠辞任勧告に対する回答期限が20日だった春日山親方は、東京都墨田区の日本相撲協会を訪れ、受諾する旨を伝えたのです。
これに伴い、春日山部屋の一時消滅が正式決定したことに、同親方と力士らは追手風部屋(元幕内・大翔山)に移籍することになったのです。
スポンサーリンク
春日山親方は協会幹部との話し合いを終えた後に『23人の弟子に申し訳ないことをした。今後は考えを改めて進んでいきたい』とうなだれていたということです。
春日山親方はその後、部屋に戻ってから力士らと顔を合わせましたが、ここから事態は大きく動いたのです。
部屋に所属する幕下力士以下の力士23人のうち、幕下・水口、萬華城ら11人は、17日に辞任撤回を求める嘆願書を後援会関係者らとともに協会に提出していました。
しかし、それを上回る12人が急遽引退届を提出したのです。
一度に部屋の半分以上が土俵から去るのは前代未聞で、後味の悪い結末となってしまったのです。
春日山部屋の受け入れ先となる追手風部屋は川崎市内で力士8人らと面談し、追手風部屋付きの中川親方(元幕内・旭里)が師匠代行で主に指導することを伝えたのです。
新たな稽古場となるのは埼玉県草加市の追手風部屋ではなく川崎市内の別の場所にある先代親方が使用していた部屋となり、追手風親方は『合併ではなく、春日山が再興するまでの措置』と説明しましたが、追手風部屋のスペースの都合とは言え、一つの部屋が別々の場所で活動するのは異例の事態なのです。
なんの罪もない力士までもが巻き添えになった師匠の辞任問題、部屋に住み込んで指導に当たることになる中川親方は『まず力士の心のケアをしたい』と話しています。
お得な情報
話題の最新スマホ多数用意!!
日本人の非常に多く方が悩みを抱える腰痛や肩こり、ひざ関節などの「関節痛」や「神経痛」そんなツライ痛みに直接アプローチ
コメントを残す