大麻取締法に使用の罰則なく釈放に
大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕された人気グルーップKAT-TUNの元メンバーだった田中聖(こうき)(31)さんが7日、警視庁渋谷署から処分保留で釈放されたということです。
田中さんは、白いワンボックスカーに乗って、渋谷署を出たため、待ち受けていた大勢の報道陣にはコメントをすることはなかったそうです。
田中さんは後部座席に座り、スーツ姿でワンボックスカーに乗り込んだとのことです。
田中さんは先月24日に、東京・渋谷区道玄坂の路上に止めたワンボックスカーで職務質問を求められ、警察官が車内を捜索したところ、若干量の乾燥大麻や吸引用の巻紙を所持していたとして現行犯逮捕されました。
その後、田中さんの尿を採取して科学捜査研究所で鑑定した結果、大麻の成分が検出されたとのことです。
田中さんは千葉県柏市の実家に戻ったということで、車を降りると取材陣に深く一例をしましたが無言で自宅に入ったっとのことです。
しかし、同法には使用の罰則がないということで、また所持についても『自分のものではない』と否認をしていました。
処分保留とは
検察官が起訴するかどうかの処分をきめないまま、容疑者の身柄を触法することを差します。
逃亡の恐れがなく自宅で捜査を続けられる場合や、勾留(こうりゅう)期間中に十分な証拠を集められなかった場合などに適用されるそうです。
犯罪の疑いが十分にあるものの特別な事情に配慮して起訴しないことを決める『起訴猶予』や、犯罪の疑いが薄いと判断して起訴を見送る『嫌疑不十分』と言った期不起訴処分とは違い、起訴される可能性は残されいるということなのです。
ですが、実務上、処分保留で釈放後に起訴されるケースはあまりないそうです。
田中さんはジャニーズ事務所に所属していましたが、2013年にルール違反が有ったとして専属契約を解除されています。
田中さんがボーカルを務めるロックバンド『INKT』は6月2日に同バンドの公式HPで中止となったツアー公演のチケット払い戻しを発表しました。
所属事務所は当面の活動休止を発表するとともに、それに伴い3月から回っていた全国全23公演ツアーも中止となりました。
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