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『大麻ワックス』幻覚成分が自生の70倍にも
乾燥大麻に比べて幻覚成分が大幅に濃縮された、『大麻ワックス』の乱用者が国内で急増している事が分かりました。
厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部などは、5月までの1年間に薬物事件の逮捕者10人から、大麻ワックスを押収していたのです。
危険ドラッグへの規制が強まる中、強い薬物反応があり、製造も簡単とされる新薬物が広がっている実態に胴部は警戒を強めています。
『ワックスは大麻の中でも気持ちが高揚する』
捜査関係者の話によりますと、昨年6月に、大麻取締法違反(譲渡)などの疑いで同部に逮捕された千葉県の自営業の30歳代の男は、こう供述したというのです。
大麻ワックスは、大麻の幻覚成分を濃縮した薬物で、成分濃度は自生大麻の70~90倍と言われており、一般乾燥大麻と比べても5~6倍に上るそうです。
同部によりますと、少量でも強い刺激があり、心臓に大きな負担がかかる他、認知機能低下や意識障害などを引き起こす危険性も高いということです。
日本国内では近年、大麻の使用者が増加傾向にあり、国の統計では、大麻事件での検挙者数は2015年度は5年ぶりに2000人を超えたのです。
こうした中、今月5月までの1年間に起きた薬物事件で、同部が逮捕した北海道、千葉、京都などの20~50歳代の男10人の自宅から、計約800回分(約60㌘)の大麻ワックスが押収されたのです。
インターネット掲示板には『1G(グラム)3万円』、『最高級な品物を提供。リピーター急上昇』等と、売買を持ちかける投稿が相次いでいるというのです。
背景には危険ドラッグの規制強化も有ると見られており、ある捜査関係者は、『危険ドラッグが入手しづらくなり、大麻の中でも成分の強いワックスが広がっている。逮捕者は氷山の一角』と見ています。
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運び屋も確認
昨年7月には、海外からの『運び屋』も確認されたそうです。
捜査関係者によりますと、米国から成田空港に帰国した際、大麻ワックス約15グラムをラップで十数個に小分けして飲み込んでいたとして、大麻取締法違反(営利目的輸入)容疑などで逮捕された大阪府の20歳代の派遣社員の男は、『外国人の男から報酬を受け取る約束だった』と供述したということです。
大麻ワックスは乾燥大麻などを入手すれば、市販のスプレーを使って簡単に製造出来ることも大きな問題となっており、ネット上では動画で製造方法が紹介されているとの事で、同部に逮捕された男の一人も「ホームセンターで揃えた道具だけで作った』と話しているそうです。
京都市内では15年10月に、マンション室内で大麻ワックスを作ろうとしていた男らが火災報知器を作動させる事例が起きました。
同部は『一般市民が巻き添えになる危険もある』と危機感を募らせています。
大麻ワックスとは
大麻ワックスは、大麻に含まれる幻覚成分「テトラヒドロカンナビノール」を濃縮し、ヘアワックスのように固めた薬物です。
2014年頃から米国やカナダ、ニュジーランドなどで急速に流通したのです。
乾燥大麻と同じようにパイプなどで使用されるとのことですが、製造が簡単な上、大麻の価格が下落傾向にあり入手しやすくなっていることも、広がりの一因と見られています。
国立精神・神経医療研究センターの松本俊彦・薬物依存研究部長は、『大麻の常習者に加え『害がないから』と思って好奇心で試す若者もおり、元々乱用者が多い。
成分が強い大麻ワックスが広がると、錯乱して暴れたり、大麻の影響を受けながら車を運転したりして、事件・事故につながる恐れも高まる』と注意を促しています。
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