関東学連、臨時理事会で悪質タックル問題で日大への処分を発表
ついに判断が下されました、関東学生アメリカンフットボール連盟(関東学連)が29日に、臨時理事会を開き今回の悪質タックル問題で日大への処分を発表したのです。
理事会後、同学連の柿沢優二理事長(63)らが都内で会見を開き、問題を調査した同学連の規律委員会(5月9日発足)が、日大の内田正人前監督と井上奨コーチが宮川泰介選手に悪質なタックルを指示したと認定したと云うのです。
処分内容は、内田前監督と、井上前コーチに対して、8段階の処分の中で最も重いと云われる事実上の永久追放にあたる除名処分にしたと云う事です。
他に守備を統括する立場だった森琢ヘッドコーチを除名に次ぐ重い処分である資格剥奪、危険なタックルをした宮川選手には20118年シーズン終了までの出場資格停止処分にしたと云う事です。
チームとしての日大アメフト部には、公式試合の資格剥奪処分が科せられたそうです。
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規律委員会の判断
今回の問題に対し規律委員会は、日大、関西学院大両チーム関係者への聞き込み調査を行ったと云う事で、『試合前日、宮川選手は井上コーチからどこでもいいから相手QBに突っ込めと云う指示を受けた。
試合当日も井上コーチから「相手QBを潰す」と監督に言って来いと云われた。
宮川選手が監督にそう言ったところ、内田監督に「やらなきゃ意味ないよ」と言われた。
さらに井上コーチに「できませんじゃ、すまないからな」と言われたと云う事です』と内田前監督と井上前コーチの【反則指示】を認定したそうです。
更に『一度目の悪質な販促を内田前監督と、井上前コーチはサイドラインからしっかりと見ていた。
パスが投げられて、ボールの方ではなく当該選手の方を見ていたのが映像で確認出来た」と断言し、2度目、三度目の反則行為についても説明したのち、「宮川選手は井上コーチに「これで退場だが、成長出来たからいいじゃないか」と言われたが当該選手はベンチに下がって泣いていた。
井上前コーチに詰め寄った選手もいた』と判断の説明をしたと云う事です。
内田前監督について、『内田前監督は試合後、反則について「何か聞かれたら俺がやらせたと云え」という趣旨の発言をしていた』と云う事です。
宮川選手が泣いていた時に井上コーチから『お前は優しすぎるからダメなんだ』との説教をされたことも確認されたそうです。
『試合後の内田監督はもっと踏み込んだ発言をしている。
「反則と云うなら、これが僕のやり方、選手はもっとイジメますけどね。もっとやってみなと」などと発言をしていた』としています。
そして、内田前監督の自分の発言に関する主張は全て不自然と思われる。
『ボールを見てしまって、宮川選手を見ていない』は、映像で確認できる通り、選手の方を見ており、内田氏の供述は虚偽だあると判断、内田前監督が『反則だっていいからもっとやってみな』などと容認していたことも確認されたと云う事です。
規律委員会の森本啓司専務理事は内田前監督への重い処分について『内田氏は絶対的な力をカサに行き過ぎた指導を行い、その結果、1人の選手が不幸な行為を行った。
内田監督の行き過ぎた指導、それをおもんばかるだけのコーチ陣、何も言えなかったチーム、すべてに内田監督の責任は非常に重要で今回の処罰の対象になった』と断罪しています。
日大アメフット部と選手会がコメントを発表
日大アメリカンフットボール部選手会は今回の件について声明文を発表してます。
冒頭でケガを負った選手とご家族、関西学大アメフト部関係者及び選手、関東学生連盟、その他への関係者への謝罪を述べ、
『大切な仲間であるチームメイトがとても追い詰められた状態にもかかわらず、手助けすることが出来なかった私たちの責任はとても重い』としつつ、
『これまで私たちは、監督やコーチに頼りきりになり、その指示に盲目的に従ってきてしまった。・・・・云々』と組織、体制への問題点を挙げています。
日大アメフット部は加藤直人部長名でコメントを発表、一連の問題を謝罪し『裁定を重く受け止め、真摯に対応させていただきたく存じます。
早急に改善策を策定、実行し、二度とこのような事案が起きないよう不退転の覚悟で勧めて参りたいと存じます。』とし、
更に『活動の再開をお許しいただけるように、部を一新して、誠心誠意努めてまいります』と、決意を新たに出しています。
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