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苫小牧沖フェリー火災、海保の特殊救難隊が行方不明者の捜索を開始
7月31日、北海道・苫小牧市の沖合で起きたフェリー『さんふらわあ だいせつ』の火災で、行方不明となっている男性乗務員の捜索を、海上保安庁の特殊救難隊が開始したと発表しました。
火災が有ったのは商船三井が運航するフェリー『さんふらわあ だいせつ』で、巡視船による放水が夜通し続けられていますが、1日正午現在も鎮火には至っていないそうです。
この火災は、7揚津31日午後5時半頃、苫小牧沖合で車両用デッキに停車していたトラック(保冷用とみられる)から出火し、乗客94人のうち93人が無事救出されましたが、消火活動にあたっていた、2等航海士の織田邦彦さん(44)の行方がわからくなっています。
1日は、午前9時半頃に、海上保安庁の特殊救難隊が船内に乗り込み、行方が分からなくなっている織田さんの捜索にあたっているとのことです。
海上保安庁の話によりますと、火災の有ったフェリーは3日の未明に、曳航する方針だそうです。
また、1日午前9時過ぎには、運輸安全委員会の調査官5人が、苫小牧に入り、火災原因の救命にあたっているということです。
フェリー運行会社の事務所に、運輸安全委員会の船舶事故調査官が入り、船長らから火が出た当時の状況などについて話を聞いているとのことです。
一方、火災が起きたフェリーを運営していた、商船三井フェリーが1日午前に、会見をしました。
商船三井フェリーは、『本日は、「さんふらわあだいせつ」の火災について、大変心配をお掛けして、申し訳ございません』と、謝罪をしたということです。
フェリーは、現在も苫小牧沖48キロメートル地点に有り、会社が手配した船で曳航を準備しているそうです。
出火元は、5層有るデッキのうち、下から2層目の車両専用の甲板に止めていいた冷凍機を積んだトラックではと見られていて、乗客らによりますと、このトラックは当時、船体から電源を取っていたということです。
「冷凍機の電源から出火したみたい(と乗組員が説明していた)。フェリーの4層目のトラックから。冷凍物を積んでいるから電源を取らないと冷凍機が回らないから」と、乗客が話しているそうです。
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