火傷の3歳を放置、容疑の母らを逮捕、女児は死亡
顔に火傷を負った女児(3歳)を病院に連れて行かずに放置したとして、埼玉県警は11日、母親の同県狭山市新狭山・無職の女(22)と同居の内縁の夫で行員の男(24)の両容疑者を、保護責任者遺棄容疑で逮捕したということです。
女児は死亡しており、やけど以外にも傷が有ったことなどから、県警は、虐待されていた可能性もあると見て死亡した経緯についても調べていると云うことです。
県警の話によりますと、両容疑者は昨年12月から1月にかけて、火傷を負った次女羽月ちゃんを病院に連れて行くなどの措置を取らずに、放置していた疑いが持たれています。
9日午前11時20分頃、内縁の夫が『起きたら、一緒に寝ていた娘が冷たくなっていた』と119番通報をしました。
救急隊員が、布団の中で死亡している羽月ちゃんを見つけたということです。
調べに対して、母親は『病院に連れて行かなかったのは間違いない』と、内縁の夫も『病院に連れて行かず何もしなかった』と供述をしているとのことです。
県警によりますと、母親は長女(4歳)を含め4人ぐらしで、昨年6~7月頃、近隣住民から『子供が外に出されて居る』、『泣き声がする』と、2回通報が有り、、県警狭山署員が駆けつけていましたが、目立った外傷は確認されなかったということです。
近隣住民からは、幼い命を救えなかった後悔の声が上がりました。
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発表では、両容疑者は昨年12月から今年1月にかけて、やけどを負った羽月ちゃんを病院に連れて行くなどの措置をせずに、放置した疑いが持たれています。
県警の話によりますと、1度目の通報は昨年6月29日午前0時頃、近隣住民から『女の子が布団をかぶって玄関前に出されている』との110話通報があったということで、狭山署員が駆けつけると、羽月ちゃんが閉めだされている様子はなかったのです。
2度目は、同年7月19日午後7時35分頃、近隣住民から『30分くらい前から女の子が泣き続けている』との通報が有ったため、同署員が事情を聞いた所、両容疑者は『風呂に入らないので叱ったら泣き出した』と説明していました。
いずれも、羽月ちゃんの身体にアザなどの暴行を受けたあとや着衣の乱れなど、虐待を疑わせる様子がなかったことから、両容疑者への注意・指導で終わったということです。
同じマンションに住む会社員の男性(30)は、『昨年5・6月頃から頻繁に鳴き声が聞こえるようになった、もっと『大丈夫か』など声をかければよかった』と肩を落としているそうです。
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