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添え付けファイル開くと『脅迫文』が
パソコンのファイルを改ざんし、復元する条件として身代金を要求するウィルス『ランサム(身代金)ウェア』が添付された不審な電子メールが、3月辺りから海外から日本に大量に送りつけられていることが分かりました。
国内での発見数は42万件を超え、情報セキュリティー会社は、心当たりのないメールは開かないように呼びかけています。
ウィルスは、2月に見つかった新型で、名前は『LOCKY(ロッキー)』と呼ばれ、トレンドマイクロ(東京)によりますと、感染するとパソコン内の文書や画像、動画ファイルなどが暗号で書き換えられるというのです。
その後、暗号を解除する鍵と引き換えに、匿名で取引できる仮想通貨のビットコインの支払いを求められるそうです。
数十種類の言語で支払いを求める『脅迫文』が表示されるのが特徴で、添付ファイルには請求書を装った「invoice」、や「Payment』など、複合機のデータを偽装した『SKMBT』などの表題が使われているのです。
日本では、3月中旬頃から大量に出回り始め、メールの添付ファイルを開くと感染する手口で、3月28日までに累計約42万7千件が見つかり、多い日は十数万件が発見されました。
同じ時期に世界全体では、約400万件が見つかっているということです。
スマートフォンでも確認、『安易に支払わないで』
スマートフォンが操作できなくなり、画面に『罰金を支払え』等と表示される『ランサムウェア』と呼ばれるウィルスによる被害を愛知県警が確認し、3月18日に発表したのです。
スマホでは、この種のウィルス感染の被害を警察が確認するのは全国で初めてということで、県警は『解除できるので安易に支払わないで』と呼びかけています。
権掲載場犯罪対策課によりますと、、同県岡崎市の40代男性から『スマホの画面がロックされ、使えなくなった』などと相談がとせられたというのです。
『オンライン海賊行為防止法に違反した』などとの表示が出て、ロックを解除するには1万円分の電子マネー『iTunes(アイチューンズ)ギフトカード』を買って、そのシリアル番号を入力するよう誘導されるということです。
同課が解析したところ、スマホからウィルスを検出したと云うのです。
男性のスマホは、基本ソフトに米グーグルの『アンドロイド』を使う機種で、男性はサイトを閲覧中に基本ソフトのアップデートを装う不正アプリをインストールしてしまい、感染したと見られています。
セーフモードで端末を再起動し、不正アプリを削除すると、ウィルスを削除できる場合も有るということで、県警の担当者は『スマホでもウィルス対策ソフトを利用してほしい』等と呼びかけています
削除方法は県警のホームページに掲載しています。
愛知県警ホームページ
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