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簡単な操作で動く電動車いす(シニアカーを含む)、取り扱いに消費者庁が注意を呼びかけ
高齢化社会が問題となりつつある日本、多くの方は足が弱まり買い物に行くのにも不自由していのです。
自動車では大きすぎるし、自転車や三輪自転車では乗り降りがうまく出来ない・・・など、ちょっとした買い物にも困っているのです。
そんな中、高齢者を中心に利用者が増えている『電動車いす(シニアカーを含む)』の事故が相次いでいると云うのです。
参考写真であり本文との関連性はありません
簡単な操作で動く便利な乗り物ですが、消費者庁が取り扱いに注意を呼びかけている事が分かりました。
大阪市に住むNさんは、毎朝、電動車いすに乗り30分掛けて障害者の支援施設に通っているということですが、『これがなかったら、家にこもりがちになってしまいますから。車いす命です』と気持ちを語っています。
体の不自由な人や高齢者にとって生活に無くてはならない電動車いすですが、其の操作方法はシンプルかつ力の要らない作りとなっているのです。
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取り扱い方は?
扱い方はどの様になっているのでしょう?メーカーの担当者は次のように解説してくれました。
『足元は一切、操作には関係ありません。ハンドル部分で操作を行います。こちらを押し下げることによって車が前に動きます』と解説するのは、スズキ自動車販売東京、電動車両グループの矢澤誠さん。
アクセルは、ハンドルの横にあるレバーを倒すだけ、殆ど力はいらず、離すとブレーキが自動的にかかるようになっているのです。
こうしたハンドル形の電動車いすは、高齢者の利用が多く、これまでに47万台が販売されてきました。
『アンパン一つ買いに行くに、誰かの手を頼まなければいけないのが、こういうものが有ることで自分の意志で買えるというのが喜ばれている』と前述の矢澤さん。
事故の多くの原因は
ただ、其の便利さの反面、操作を誤り事故となるケースが後を絶たないのも事実で、電動車いすの事故として、ハンドル操作を誤ったことで溝にはまり、身動きが取れなくなってしまったり、道路からはみ出し、わずかな段差で横転してしまうケースもあると云う事です。
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今年2月に、愛媛県久万高原町では、93歳の男性が電動車いすに載っていたところ、過って川に転落し、死亡したとみられる事故があったというのです。
他にも、踏切内で立ち往生し、列車と衝突するなど、電動車いすを使用中に死亡・重症事故は、2008年からの7年間に51件起きていることが分かりました。
こうした事故が相次ぐ中、消費者庁は21日、ハンドル形電動車いすに関する調査報告書をまとめ発表しました。
報告書の中では、重大な事故を減らすため、電動車いすが意図せずに発進することを防げるよう、操作方法などの設計を改善するよう求めている他、利用者に対しては、運転する上で必要な訓練を行うなど提言しています。
其の一方で、踏切などの段差を小さくするなど、使用環境の改修を検討する必要があると指摘しています。
今後、高齢化が進むことで更に利用者が増えることも予想される電動車いすですが、利用者はもちろん、社会全体で事故を減らす取り組みが求められるのではないでしょうか。
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