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靴底が急に剥がれ転倒、消費者庁が注意を呼びかける

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運動靴やスニーカーなど買った後、長期間保管後に多発

 

靴底が急に剥がれ、転倒する事故が起きているとして消費者安全調査委員会(消費者事故調)が、注意を呼びかけているということです。

 

(参考写真であり、本文との関連性及び靴メーカー等との関連性はありません)

 

消費者事故調によりますと、運動靴やスニーカーなどの靴底が急に剥がれたために転倒するなどの事故が、2010年からの7年間で34件起きているというのです。

 

特に購入したまま保管して、長い間履いていなかったのに履いたら急に剥がれたというケースが多いことが分かりました。

消費者事故調は、保管したままの状態でも靴底の素材や接着剤が劣化することがあるとして、注意を呼びかけています。

 

運動靴の底が経年劣化などで、割れたり剥がれたりした結果、転倒事故に繋がる場合があるとして、消費者事故調がまとめたのです。

消費者庁が把握した事故の中には1ヶ月以上の重症を負った人もいるという事で、同委は注意を呼びかけています。

 

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報告書の内容

同委が10歳上の消費者2400人を対象に行なった調査では、スニーカーウォーキングシューズなどの運動靴を履いて歩行中に『靴底が剥がれ、滑ったり、転倒したりした経験がある』、と答えた人は延べ111人に上ったというのです。

報告書によりますと、靴底に使用されているポリウレタン素材や接着剤は、使用せずに保管しているだけでも、時間の経過により自然劣化するという事です。

また、高温多湿の環境下での保管、汗や紫外線といった要因でも劣化が進むそうです。

 

アンケート調査で、靴底が自然劣化することを知っていた人は、全体の4割にとどまっていたと云うことです。

 

メーカー等の対応は

靴の製造メーカなど事業者側は、自然劣化等について既に対策を進めており、消費者向けに作成したリーフレットの中でそのことについて説明したり、商品タグや箱に取扱説明を印字または取扱説明書を添付するなどしたりして、注意喚起をしているそうです。

しかし、事故データバンクには平成22年から28年の7年間に同種の事故情報及び、危険情報が34件登録されていることなどから、継続的に類似事故が発生していると判断したということです。

 

こうしたことから、消費者事故調は靴底が時間の経過とともに劣化する事実が消費者に伝わっていない可能性がると考え、実態を把握するため、消費者を対象としたインターネット調査や事業者へのヒアリングなどのさらなる情報収集を行うことにしたそうです。

 

購入したばかりの靴を下駄箱や購入時の箱に入れたまま長期間保管しているだけでも、靴底素材や接着剤の種類によっては劣化し、剥がれに繋がる可能性が有ると云うことです。

やむを得ず長期間保管する場合は時々陰干しなどを行う必要があるとのことですが、完全に劣化を防止する事は出来ないそうです。

また、靴底素材や接着剤としての耐用年数は、使用条件や保管条件により異なるため、推定することは困難であるということです。

 

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