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過労パワハラで鬱に、20歳男性自殺で労災申請

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上司から執拗なパワハラ、始業開始前の1時間から1時間半前出勤が慣例に!

 

 

神戸市内の製菓会社に勤務し、昨年6月に自殺した男性(当時20歳)の母親が今年9月に、『長時間労働に加え、パワーハラスメントで鬱(うつ)を発症していた』として、兵庫県西宮市の西宮労働基準監督署に労災補償を申請していたことが11月5日分かりました。

母親は『親として企業の責任を問いたい。若い社員が使い捨てにされるような社会であってはならない』・・・・と、訴えています。

 

母親は芦屋市の前田和美さん(43)で、長男の颯人(はやと)さんが昨年6月に、神戸市東灘区のJR摂津本山駅で、通過しようとした快速電車に飛び込み亡くなったのです。

 

*参考 パワハラスメント調査結果

 

和美さんによりますと、颯人さんは高校卒業後に製菓会社に入社、工場でチョコレートなどの製造ラインに勤務していたと云うことです。

 

タイムカードを基に超過(時間外)勤務の時間を算出すると、始業時間前から操業準備に入っていたことなどを含め、2015年9~12月は月80~109時間の超過勤務が有ったと主張しています。

更に上司から執拗なパワハラを受けていたと話し、同年12月に鬱を発症したとしています。

 

通院歴はないとのことですが、食欲が減退し、部屋に閉じこもりがちに、趣味のツーリングにも行かなくなるなど鬱の症状が現れており、颯人さんは友人に『鬱かもしれん』とメールを送っていたそうです。

製菓会社の関係者によりますと、この工場では始業時刻の1時間~1時間半前の出社が慣例になっているとの事です。

 

颯人さんが定例の30分前に出勤しても、上司から『社長出勤やなあ』と、叱られていたということです。

 

 

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規格外のチョコレートは牧場に提供するため、上司から『また牛の餌を作ってるんか』等と大声で怒鳴られた。

 

叱責は毎日のように続き、会社を辞めたいと伝えると、『辞めたらもうお前の学校(卒業校)から採用しない』等と言われ、工場で泣いていたことも有ったということです。

過労自殺だと主張する和美さんに対し、製菓会社側は工場長が神戸新聞社に書面で回答をしています。

 

『時間外が80~100時間になるような長時間労働はなく、パワハラも認識していない。

亡くなる数日前には職場の仲間と食事に行くなど元気にしていたと聞いている』

・・・・と、反論した上で、『労災かどうかは労基署の判断を待ちたい』と、しているそうです。

 

職場のパワーハラスメント(パワハラ)被害が拡大しています。

 

 

2016年度に兵庫労働局に寄せられた『パワハラ(イジメ・嫌がらせ)』の相談は前年度比4%増の4040件で、4年ぶりにプラスに転じたそうです。

 

相談内容の内訳で『パワハラ』が1位になるのは5年連続で、違法な長時間労働による過労死・自殺の問題がクローズアップされたことに加え、企業による成果主義の導入などが背景にあると見られています。

 

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