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危険ドラッグ、ネット販売拠点から1.8トン押収

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医薬品医療機器法違反容疑で男女6人を逮捕、約52万人分の危険ドラッグを所持

 

危険ドラッグを販売したなどとして、厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部が、危険ドラッグ販売サイトの運営者ら男女6人を医薬品医療機器違反容疑で逮捕したことが、捜査関係者の話で分かったという事です。

このグループの拠点から、危険ドラッグや原料計約1.8トンを押収したと云うのです。

約52万人分の使用量に相当し、押収量としては過去最大規模だという事です。

 

逮捕されたのは、インターネット上で同サイトを運営している無職・岩村学容疑者(50)(東京都世田谷区)ら20~50歳代の男女6人です。

9月下旬から今月8日にかけて逮捕されたそうです。

 

捜査関係者の話によりますと、岩村容疑者らは6月下旬に、京都府の男に、同サイトを通じて指定薬物を含む危険ドラッグをレターパックで販売するなどした疑いが持たれています。

このグループは危険ドラッグ販売店への摘発が強化された2014年頃、インターネット販売を開始していました。

 

『合法ハーブ』等とうたい、危険ドラッグを客の指定場所に送っていたのです。

顧客との取引には、ネット上の仮想通貨『ビットコイン』や海外口座を使って、匿名性を高めていたということです。

 

 

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グループが危険ドラッグの製造拠点としていた川崎市の民家からは、指定薬物を含む液体や植物片などの危険ドラッグ約200キロの他、原料の植物片約1.6トンが押収されたのです。

末端価格は約30億円に上るということです。

同部では、グループは製造した危険ドラッグを約500人に密売し、約10億円を売り上げていたと見ています。

 

危険ドラッグは、覚醒剤や大麻に似た幻覚作用が有るハーブなどで、14年6月に、東京・池袋駅前で危険ドラッグを吸った男が車を暴走させ、7人を死傷させたことなどで社会問題化したのです。

販売店舗は、14年3月には全国で215店ありましたが同部などの摘発強化で、15年7月にはゼロになったのです。

 

しかし、ネット上では『アロマ』等と称して危険ドラッグを販売するサイトが乱立していたのです。

同省はプロバイダーに削除要請を繰り返しているということですが、すぐに新しいサイトが設立されるという『イタチごっこ』の状況が続いているということです。

 

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