相撲協会へ退職届提出で、ケジメをつける考え? 弟子たちはどうなる
昨日から、元平成の大横綱と云われた貴乃花親方が部屋を閉め、弟子たちを千賀ノ浦部屋に預ける方針だとか、一体どうなっていくのでしょう。
それぞれの思惑があるこの問題、実は大変奥が深い様なのです。
過去にも貴乃花親方は、貴ノ岩事件前に問題を提起し、却下されるということもあり、今までのくすぶりが爆発したのではとみられるのです。
昨日の記者発表の場でも協会への不満を述べていましたが、果たしてどれが真実なのでしょう、また何を云うとしているのでしょう。
残念ながら昨日の記者会見では、その思いは伝わってきませんでした。
残された弟子たちには前日に部屋を閉鎖することを告げたとか、また両親方同士の詳細な話し合いがなく、一方的に弟子を預けるでは、話が違いすぎる感があります。
今回の件について、相撲協会側の発表もありました。
相撲協会の発表
貴乃花親方が25日、日本相撲協会からの退職表明記者会見を開いたことを受け、協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が、貴乃花親方の提出した『引退届』や、所属力士らの千賀ノ浦部屋への所属変更願いを受理していないと発表したのです。
受理していない理由として、『書類に不備』があるためだそうです。
まず引退届について、は協会として必要な書類は『退職届』であり、『仮に同じ意味合いだとしても退職届を提出して貰う必要がある。その上で受理するかどうか決定することになる』と云うことです。
また、弟子の所属変更願いについても、千賀ノ浦親方の署名・捺印が書類になかったため『このままでは受理することが出来ない』そうです。
協会では千賀ノ浦親方にも確認をしたとのことですが、これらの書類が提出される30分ほど前に電話で話があっただけで、詳細な打ち合わせが両親方間で行われていなかったことが確認されたということです。
『これでは受理することも出来ないし、転属届にしてもちゃんとした書類が整っていないことになりますから、どうこう言える状況ではないということです』と、前述の芝田山親方は指摘しています。
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記者会見で何が言いたいのか?
貴乃花親方は一体何をしたいのか、弁護士を揃えあのような記者会見を行う必要がったのだろうか?。
相撲協会への不平不満から退職をするのであれば、きちんとした手続きを踏むべきだろうし、弟子たちの行末を考えているのであれば、所属先と話し合い、受け入れが出来るのであるのかなど確認した上で行うべきなのではないでしょうか。
残念ながら、お涙頂戴での記者会見では誰もが納得できないし、弟子になることで将来を考えて子供を預けた親御さんたちのことを考えているのでしょうか。
どうも貴乃花親方特有の先走り感が出ているようですね、これは相談相手でもある弁護士たちの責任でもあると思います。
とてもではありませんが、突然部屋を閉鎖しますなどという親方に、我が子を安心して預けられるとは思えません。
私個人としては、退職という逃げ出すことで見切りをつけるのではなく、相撲協会に意地でも残り単独部屋として運営し、強い弟子を育てて見返してほしい、というのが願いです。
果たして双方の終着点は何処にあるのか、今後の状況が気になりますが、もっと頑張ってほしかったというのが本音です。
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