市教委が自殺隠しを決定、校長は全校集会で『思いがけない突然の死』と説明
茨城県取手市で201年11月、市立中3年の中島菜保子さん(当時15歳)が自殺した問題で、同市教育委員会が自殺の直後に、生徒や保護者らに自殺とは伝えない方針を決めていたことが分かったと云うことです。
両親は死亡の5日後にイジメが原因と疑い、調査を求めましたが市教委は自殺と伝えないまま、生徒へのアンケートなどを実施し、『イジメはなかった』と結論づけていたのです。
此等は、毎日新聞社の情報公開請求に市教委が開示した学校の緊急報告書などから判明したとのことです。
菜保子さんは昨年11月10日に自宅で自殺を図り、翌11日に死亡しました。
学校が同日、市教委に提出した緊急報告書には『自殺を図り救急車で運ばれた』と書かれていたそうです。
ところが、市教委は同日夜の臨時会合で、生徒らに自殺の事実を伝えない方針を決定していたのです。
校長も12日の全校集会で『思いがけない死亡事故』と説明し、その後の学校の報告書などでも『死亡事故』と表記しているのです。
生徒の自殺が有った場合に開催する臨時保護者会も開かれず、自殺は対外的に伏せられてしまったことが分かりました。
両親の要望を受けた学校側は15年12月、菜保子さんには触れずに全校アンケートを実施しました。
また、市教委は3年生にヒアリングをした際に、菜保子さんに触れましたが、自殺とは明かしていなかったそうです。
市教委は16年3月、アンケート結果を持ちに自殺は『イジメによる重大事故に相当しない』と議決し、直後に記者会見を開き自殺が有ったと明らかにしたのです。
市教委は事実関係を認めた上で、『遺族の意向と受験を控えた生徒らへの影響を考え、当時の判断は適切だった』と回答をしているということです。
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菜保子さんの父親・孝宣(45)さんは、『そうしてほしいと頼んだことはない。当時は気が動転していたのを利用された気がする』と憤りを露わにしているそうです。
自殺を図った菜保子さんが病院で死亡した2015年11月11日、孝宣さんによりますと、学校側から他の生徒や保護者に自殺の事実を明らかにしない方針を伝えられたということです。
しかし、その5日後孝宣さんと母淳子さん(47)は菜保子さんの日記に『いじめられたくない』、『ぼっちはいや』など、イジメを伺わせる記述を発見、学校側に菜保子さんが自殺した事実を生徒たちに伝えて真相を究明するよう求めたのです。
市教委は16年7月に第三者委員会を設置しましたがイジメを前提にしておらず、両親は今年5月29日に、『中立性や遺族への配慮を欠く』として解散を要請、翌日に『イジメは認められなかった』とする判断を撤回し、これまでの対応を両親に謝罪しました。
現在は、両親の要請を受けた県教委が、新たな第三者委の設置を検討しているということです。
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