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温帯低気圧と熱帯低気圧の違いとは

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2022年は例年より早い梅雨明けとなり、気象庁は6月27日、九州南部・東海・関東甲信越で梅雨明けをしたと発表しました。

この速い発表に多くの皆さんは驚かれたと思いますが、平年と比較しますと九州南部では18日早く、東海・関東甲信越では22日も早い梅雨明けだったのですから当然ですよね。

7月1日に発生した台風4号アイレーが九州に上陸した後高知県を過ぎてから温帯低気圧に変わり、太平洋からの多くの水蒸気を含んだ雲が大陸性寒気によって雨雲へと変わり各地で大雨を降らせたのです。

台風から温帯低気圧に変わったことで太平洋側に前線が出来上がり(言葉が有っているかどうかは分かりません)刺激された事により梅雨明けしたはずの「残り梅雨」、もしくは「戻り梅雨」によって日本列島が今までにない未曽有の大雨により各地で多くの災害がもたらせています。

其れでは気になる台風=熱帯性低気圧の特徴とは一体どのようなものを指すのでしょうか。実は、熱帯性低気圧が風速が「17.2m/s」を超えると台風になるのです。

気象庁ホームページより転載

熱帯性低気圧=台風は水蒸気が雨に変わる際に発生する「潜熱」によって発生するのに対して温帯性低気圧は暖かい空気と冷たい空気の温度差によって発達していくのです。

したがって台風は水蒸気を多く含んだ暖かい空気から出来ている事が特徴なのです。

温帯低気圧は(北半球では)北側の寒気と南側の暖気との境となる中緯度で発達し、そして前線を伴っているのです。つまり、何朴の温暖さが有るK都が大きな特徴と云えるでしょう。

気象庁ホームページより転載

これまでは、台風が温帯低気圧に変わりますと、気象庁は「台風情報」の発表を止めていましたが、しかし近年温帯低気圧に変わりながら再び発達して広い範囲で台風と同じくらいな暴風・強風を伴って被害をもたらすことが多くなってきている為引き続きの警戒が必要になっているのです。

このため、体風から温帯低気圧に変わっても、暴風を伴って災害を及ぼす恐れがある場合には台風情報として発表を継続し、台風並みの警戒を呼び掛ける事としています。

7月15日頃から日本付近は梅雨に逆戻りしたかのように前線が停滞し、九州から東北にかけて局地的に強い雨が降っているのは上記のような前線の影響なのです。

ご存知のように今年は記録的に早い梅雨明けとなりましたが、暫くは梅雨の戻りが続くのではと予報が出ているようです。


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